フラットフェンダーの取り付け方の説明です。

通常は何でもないフラットフェンダーの装着も
スティードの場合、宿命とも言える「サブフレームのカット」が必要です。
そこで、その加工法から取り付けまでの解説です。
この車輌をフラットフェンダー化します。


■ 用意するもの ■

フラットフェンダー本体、取り付けステー類

金属をカットする為の、サンダー、グライダー、
金ノコなど。金ノコでも十分行けます。

カット後の処理の為のパテや塗料

その他、工具類
■ リアのパーツを外す ■
まず、シート、サイドカバー、リアフェンダー、シーシーバーを全て外します。
大体の方が青い線の角度で切り落とすのですが(ほとんど)、赤い線で切り落とします。
見た目的に赤ラインの方がスッキリします。この辺は、各自の自由ですが、
切ったら元に戻せないので慎重に行って下さい。
■ サブフレームのカット ■
これが、切り落とした断面です。写真右は切り落としたサブフレームとなります。
■ フレームカット面の塞ぎ ■
他のサイトや、実際にやってる人に話を聞くと、パテのみで埋めてしまう方が多いようです。
しかし、完全な塞ぎをしたかった為、暑さ1mmのアルミ板を使いました。
まず、切り取る大まかな形をフレームに合わせて線で引きます。( 写真左 )
その後、フレームに何度も合わせながら形を合わせて行きます。( 写真右 )
後に、パテが良く乗るように表面を荒めのペーパーで傷を付けておきます。
フレーム側にも、パテと塗料の着きが良くする為、わざと傷を付けておきます( 写真左 )
そして、写真右のように模ったアルミ板をパテで張り合わせます。
今度は、パテで全体を覆い乾燥したら綺麗にペーパーをかけます。
そして、フレームと同色のブラックで塗装し、ウレタンクリアを吹いてカット&塞ぎは終わりです。
■ フラットフェンダー取り付けの準備 ■
サブフレームのカットも終わったところで、第2弾の山場です。と言っても、
たいしたことではないのですが、矢印のカラーを写真左から写真右のように反転させなくては
ステーの取り付けが出来ません。これは、フラットフェンダーを制作してるメーカーにより、
取り付け方が違うので全部のフラットフェンダーに必要なものではありませんが、
今回のものはやらなければ先に進めない為、リアタイヤの軸となるアクスルシャフトを抜くことに
なります。正確には完全に抜かなくても、カラーを反転させるところまで抜けば良いのです。
今回は、ついでにリアタイヤを完全に外し、洗浄&グリスUPをしました。
カスタムをしていると、さまざまなパーツを外す為、メンテも出来るところはやってしまいます。
■■ 仮付けは絶対行う ■■

今回、画像はないですが、ここまでくればフラットフェンダーの取り付けが出来ます。
しかし、あくまでも仮付けで、本付けではありません。
1度、しっかり装着出来るかどうか仮に組んでみるのです。
2度手間になるからと、めんどくさがってやらない人が多いですが、しっかりやりましょう。
これをやらないばかりに、装着作業時に塗装に傷を付けたりする人が非常に多いです。
後、カスタムをやっている人なら経験があるかと思いますが、社外品は精度が完璧ではないものも
多くあります。ネジ穴が合っていないなど、ごくごく当たり前にあることです。
よって、この仮付けはフラットフェンダーの塗装前に行います。
1番効率が良いのは、サブフレームのカットした段階で仮付けをして、塞ぎ作業のパテや塗装の
乾燥期間にフェラットフェンダーを塗装に出す、もしくは自分で塗装することです。
これは必ず行って下さい。
■ フラットフェンダーへ配線金具を付ける ■
基本的に、フラットフェンダー裏面には配線をまとめるものが付いていません。
アルミテープなどで付けてる人が多いようですが、写真左のような金具を付けます。
両面テープで付けるものですが、水に弱い為こちらもエポキシパテでしっかり取り付けます。
その後、フェンダーを塗装に出します。
塗装が上がって来ました。
やはり、専門業者での塗装は綺麗です。

パーツの一部を塗装に出す際は、色合わせを
してもらう為、同じ塗装がされた他のパーツも
一緒に出します。

今回はフロントフェンダーを一緒に送り、
同色に仕上げてもらいました。
■ テールランプの取り付け&配線をまとめる ■
フェンダーにテールランプを取り付けます。
配線は剥き出しのままだとタイヤに摩ったりする恐れがある為、専用チューブでまとめます。
これを配線金具でしっかり固定しておきます。
次はいよいよ車輌へのフェンダー取り付けに行きます。
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